PHPって何?ホームページの脆弱性と、個人事業主が今できること
「PHPに脆弱性が見つかった」
「不正アクセスで情報が漏れた」
最近、そんなお知らせを見て、不安になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私も、ここ数日ずーーーーっと聞いて、調べて試してバキバキです😂
ホームページを持っていても、専門用語が並ぶと「自分に関係あるの?」「WordPressをやめた方がいいの?」と戸惑いますよね。
今回は、共有いただいた考え方も参考にしながら
まずは、何が問題になっているのか、一緒に確認していきましょう。
※この記事は2026年10月27日時点の情報をもとにしています。サービスの対応状況は、最新の公式案内をご確認ください。
PHPとは?ホームページの「裏側の仕事」を動かすもの

ホームページを、一軒のお店に例えてみます!!
お客様が見るのは、きれいに並んだ商品や、メニュー、案内板。でも、お店が営業するには、裏側で商品を準備したり、注文を処理したりする仕事も必要ですよね。

ホームページにも、同じように「見る人からは見えない仕事」があります。
例えば、WordPressでブログの記事を開いたとき。
裏側では、保存されている文章や写真の情報を取り出し、決められたデザインに合わせてページを組み立てています。
私たちが普段、PHPを直接操作する必要はありません!
WordPressの管理画面で文章を書いたり、保存ボタンを押したりすると、その裏側でPHPを使った処理が動いています。
PHPの「脆弱性」って、何が問題なの?

脆弱性(ぜいじゃくせい)とは、外部の人に悪用されるおそれのある、仕組みの弱点のことです。

お店で例えるなら、「きちんと閉めていたつもりの裏口に、鍵がうまくかからない部分が見つかった」というイメージです。
お店の持ち主が鍵をかけ忘れたのではなく、鍵の仕組み自体に問題が見つかることもあります!!
PHPや、PHPを使って作られたプログラムにも、こうした弱点が見つかることがあります。
その弱点を悪用されると、次のような被害につながる可能性があります💦
- お客様の情報を勝手に見られる
- ページの文章や予約先を書き換えられる
- 管理者になりすまして操作される
- サイトが表示されなくなる
ただし、「弱点が見つかった=すでに侵入された」ではありません。
自分が利用しているサービスで、必要な対策が済んでいるかを確認することが大切です。
個人事業主の小さなサイトでも関係ある?
「大企業ではないし、私のサイトは大丈夫では?」
そう思うかもしれません。
しかし、攻撃には、弱点のあるサイトを自動で探すものもあるため、小さなサイトでも無関係とはいえません!!
- サロンや教室のホームページが表示されなくなる
- お客様がメニューを確認できない
- 予約先が分からなくなる
復旧に時間がかかれば、その間のご予約や日々の仕事にも影響するかもしれません。

ホームページを守ることは、お客様が安心して予約できる場所と、自分の仕事を守ることにもつながります。
WordPressは、やめた方がいいの?

今回のニュースだけを理由に、今あるWordPressサイトを慌てて作り直す必要はありません。

まず確認したいのは、必要な対策が済んでいるか、これからも更新や管理を続けられるかということです。
WordPress公式でも、本体を最新に保つことや、適切に管理されたサーバーを利用することが案内されています。
お店も、設備を点検しながら使い続けますよね!ホームページにも、公開した後の点検やお手入れが必要です。
自分で管理する部分と、専門家に任せる部分を決めておくことが大切です。
WordPress以外のサービスなら安心?

それなら、WordPress以外でホームページを作れば安心なの?
そう思う方もいるかもしれません。
ただ、不正アクセスや情報漏洩は、WordPressだけで起こるものではありません。他のホームページ作成サービスや、外部のサービスでも起こる可能性があります。
お店でも、建物を変えれば、戸締まりや点検がいらなくなるわけではありませんよね。ホームページも同じです。
サービス会社が行う対策は任せながら
- 私たちもパスワードを適切に管理して
- 公式のお知らせや、自分に必要な対応を確認
しておくと安心です!!
新しく作るなら、WordPress以外の選択肢も

これからホームページを作る場合は、WordPress以外の方法も選べます。
ここでは、代表的な作り方として「WordPress」と「静的サイト」を比べてみましょう。
WordPress
WordPressは、保存してある文章や写真の情報を取り出し、デザインに合わせてページを組み立てる仕組みです。この裏側の処理にPHPが使われています。
記事やメニューを管理する画面も用意されているため、ご自身で文章を書いたり、写真を変えたりしやすいのが特徴です。
静的サイト
静的サイトは、あらかじめ完成させたページのファイルを用意しておき、アクセスした人に表示する方法です。
ページを表示するたびに、サーバー側で文章などを取り出して組み立てる処理が基本的に不要なので、仕組みをシンプルにしやすい特徴があります。今回のPHPの影響はありません!
ただし、内容を変える方法は、制作者がファイルを修正する形がメインになります。(WordPressよりも編集が複雑なのです…)
できること・管理の違いを比べてみましょう

「どちらが優れているか」だけでなく、ご自身の使い方に合うかを考えてみてください。
| 比べること | WordPress | 静的サイト |
|---|---|---|
| 料金・短い文章の修正 | 管理画面から簡単に変更◯*画像内の文字などは別途編集が必要 | 基本は制作者へ依頼。編集できる範囲は作り方による。要相談。 |
| 大きなデザイン変更 | 操作や制作の知識が必要になるため、制作者への依頼も選択肢 | 基本は制作者へ依頼。編集できる範囲は作り方による。要相談。 |
| ページの追加 | 管理画面から追加しやすい | 制作者へ依頼する |
| ブログ・お知らせ | サイト内で継続して投稿が得意 | noteなど外部のブログへ案内する |
| デザインの自由さ | 自由に設計できる | 自由に設計できる |
| スライド・アニメーション | 入れられる | 入れられる |
| 表示の速さ | 画像や機能、設定によって変わる。高速化も可能 | 速く表示しやすいが、大きな画像や動画が多いと重くなる |
| 安全性 | 本体や追加機能などの弱点への対策が必要 | 公開する仕組みを減らせば、攻撃の入口も減らせる。管理は必要 |
| 公開後の管理 | 本体・テーマ・プラグインの更新や、PHPの対応状況の確認が必要 | 公開先・編集機能・外部サービスなどは管理が必要 |
| ご予約・お問い合わせ | 予約先へのボタンやフォームを設置できる | 予約先へのボタンを設置できる。フォームは外部サービスなどを組み合わせる |
| Googleマップ・口コミ | 地図や掲載許可を得た口コミを載せられる | 同じように載せられる。自動表示は別途仕組みが必要 |
こんな方には、WordPressが向いています
- ブログやお知らせを、サイトの中で書きたい
- ページを自分でも増やしていきたい
- 文章や写真を、管理画面からこまめに更新したい
記事を積み重ねたり、発信内容を増やしたりしたい方、ご自身で修正もできるようになりたい!方には、WordPressが使いやすい選択肢になります。
こんな方には、静的サイトも選択肢になります
- お店の紹介やメニューの案内が中心
- 内容の変更やページの追加は少ない
- ブログはnoteなど別の場所で書く、または必要ない
- 修正は制作者に依頼するか、決めた部分だけ自分で編集したい
- 機能を絞り、管理の手間を抑えたい
ただし、静的サイトでも、管理が一切不要になるわけではありません。
公開先のアカウントや予約サービスの管理は必要です!!
作った後の使い方まで考えて選びましょう
ブログを自分で更新したいのか。お店の案内ページがあればよいのか。
変更するときは自分で操作したいのか、制作者にお願いしたいのか。
ご自身の仕事や使い方に合う方法を、制作者と相談しながら決めていきましょう。
- 自分で直せるのは、どの部分か
- 写真の差し替えやページの追加もできるか
- 編集用サービスの利用料がかかるか
- 操作に困ったとき、誰に相談できるか
まずは、自分のサイトの状況を知ることから
専門用語をすべて覚えたり、難しい作業を全部自分でしたりする必要はありません。
まずは、契約しているサーバー、サイトを管理している人、困ったときの相談先を確認してみましょう。
私が利用しているエックスサーバーの対応状況と、WordPressを使う私たちが続けたい管理については、次の記事で具体的にまとめています。