出産レポ③退院までの想いと変化
生きているだけで、こんなにも愛おしい
出産した翌日。
お腹の中にいた娘が、本当に生まれてきた。
頭では分かっているのに、まだどこか実感がありませんでした。
つい昨日までお腹の中にいて、毎日動きを感じていたのに。
横を見ると、ほわほわの小さな新生児が眠っている。
これから始まる毎日が楽しみな一方で、もうお腹の中にはいないんだと思うと、少しだけ寂しいような、不思議な気持ちにもなりました。
でも、娘の小さな手や、小さな呼吸、眠っている姿を見ていると、ただただ愛おしくて。
これから陽向や心結、パパ、penと一緒に暮らしていくこと。
みんなで成長を見守っていけること。
その時間を想像すると、心がとても温かくなりました。
思っていたより元気だった産後の身体
産後の身体は、思っていたよりも元気でした。
もちろん、お股の傷は痛いし、後陣痛もある。
トイレも怖くて、なかなかおしっこも便も出せず、痛み止めを飲みながら、ゆっくり休んでいました。
それでも、陽向や心結を出産したときと比べると、身体の痛みもむくみも少なくて。
出血量も本当最小限で、助産師さんにも褒められちゃって!笑
翌日から比較的動くこともできたので、
「妊娠中の過ごし方が本当によくって、お産もいいお産だったんだな。」
と、産後の身体からも感じることができました。
助産師さんの勧めで、産後2日目からリハビリもスタート!
産後の骨盤・子宮のケアを行なって、体の反応や変化も楽しむ時間にもなりました♩
リハビリをすると動きやすい!本当にプロってすごい♡
パパさんの同級生だったり色々共通点も多くって、お話しも沢山出来て、沢山笑って
心のリハビリにもなりました!
ご飯って、こんなにおいしかったんだ
産後、一番驚いた変化は、
ご飯がおいしいこと。
妊娠中は、つわりが長く続き、何度も吐きながら過ごしていました。
妊娠前は58キロほどあった体重も、産後に測ると51キロ。
身体は軽くなっていて、動きやすくて。
つわりは本当に苦しかったけれど、自分にとって心地よい身体の状態に戻れたことは、少しうれしくもありました。笑
そして、つわりのない状態で食べる病院のご飯が、本当においしくて。
「ご飯って、こんなにおいしかったんだ。」
と、朝も昼も夜も、噛みしめながら食べていました。
いやぁ。やっぱり、おいしいご飯って最高です(笑)
今しかできない、心と身体を感じる時間
入院期間は、7月21日から26日までの5日間でした。
陽向や心結、パパに会えない寂しさは、もちろんありました。
でも同時に、
今しか、こんなふうに休めない。
そう思いました。
家に帰れば、また家族との暮らしが始まる。
だから、この5日間は、産後の自分の身体をしっかり感じる時間にしたいと思いました。
今、どこが痛いのか。
どんなときに心地よいのか。
どんな気持ちが湧いているのか。
毎朝5時頃に目を覚まし、身体の変化や、その日の気持ちをメモしました。
自分に問いを投げかけながら、静かに心の声を聞く。
娘の寝息を感じながら、自分の心と身体に向き合う。
とても穏やかで、心地よい時間でした。
娘が教えてくれたこと
入院中、小さな娘を見ながら、何度も思いました。
娘は、まだ何もできません。
話すこともできない。
歩くこともできない。
誰かの役に立つことも、お金を生み出すことも、何か結果を出すこともできません。
ただ、そこにいるだけ。
でも、私はその存在を見ているだけで、幸せでした。
泣いてもかわいい。
眠っていてもかわいい。
呼吸をしているだけで、愛おしい。
存在してくれていることだけで、感謝があふれてくる。
その姿を見ながら、
人は本当は、存在しているだけで素晴らしいんだ。
そう感じました。
何かを生み出すこと。
誰かの役に立つこと。
頑張ること。
負けないこと。
目に見える結果を残すこと。
それらも、もちろん素晴らしい。
でも、それだけで人の価値が決まるわけではない。
何かができなくても、頑張れていない日があっても、存在そのものに価値がある。
そんな当たり前のようで、私にとっては大きなことを、生まれたばかりの娘が教えてくれました。
子どもたちにも伝えていきたいこと
この気づきを、自分自身にも何度も伝えていきたいと思いました。
そして、それ以上に、子どもたちにも感じてもらいたいと思いました。
頑張ったからすごい。
何かができたからすごい。
結果を出したからすごい。
それも、もちろんたくさん伝えたい。
でも、その前に、
あなたがそこにいてくれること自体が、うれしい。
何もできない日があっても、そのままのあなたが大切。
そんなことを、言葉だけではなく、毎日の声かけや関わり方、家族の環境の中で伝えていきたい。
陽向にも。
心結にも。
彩葉にも。
そしてパパにも。
「そのままのあなたが大切だよ。」
そう感じてもらえる家族でありたいと思いました。
出産は、最高のデトックスだった
どこかで、
「出産は最高のデトックス」
という言葉を見たことがあります。
今回の妊娠と出産は、私にとって、本当にその言葉のとおりでした。
自分の中に残っていた、こだわり。
わだかまり。
過去の傷。
変わりたいと思いながら、なかなか変えられなかった生き方。
それらに気づき、自分で終わらせようと決めることができました。
何かを無理に消したわけではなく、
「もう、この生き方じゃなくていい。」
と、少しずつ手放していくような感覚でした。
妊娠期間に気づき、行動を変え、出産を通してもう一度確かめることができた。
今回の経験は、私の人生にとって、本当に大きな出来事だったと思います。
忘れたくない、出産の感覚
入院中も、何度も出産のことを思い出しました。
赤ちゃんが下へ降りてくる感覚。
1ミリずつ、ゆっくり押し出していく感覚。
頭がくるっと回った瞬間。
最後に、スポッと頭が出てきた感覚。
痛かった。
もちろん、本当に痛かった(笑)
でも、忘れたくない。
あのときの身体の感覚も、助産師さんの声も、支えてくれた手の温かさも。
全部、ずっと覚えていたいと思いました。
だから、こうして出産レポを書いています。
時間が経つと、きっと細かな感覚は少しずつ薄れてしまうから。
今のうちに、できるだけそのまま残しておきたいと思いました。
最後の出産を、心から幸せだったと思えること
今回の出産を通して、私はもう一度、
「助産師さんになりたい。」
と思いました。(毎回想う。笑)
そして、
「もう一回、産みたい。」
とも、本気で思いました(笑)
現実的には、お仕事のこともあるし、身体ももうボロボロなので、きっと難しい。
でも、そう思えるくらい、悔いのない出産でした。
心地よい妊娠生活を送り、
自分の身体と心に向き合い、
素敵な助産師さんたちに出会い、
パパや子どもたち、家族、お友達や仲間に支えてもらいながら迎えた出産。
こんなにもたくさんの愛の中で、彩葉を迎えられたこと。
本当に幸せでした。
妊娠期間を支えてくれたパパ。
いつも見守ってくれた子どもたち。
寄り添ってくれた助産師さんたち。
応援してくれた大切な人たち。
そして、元気に生まれてきてくれた彩葉。
本当に、ありがとう。
この妊娠と出産で感じたことは、これからの私の人生の中で、きっと何度も思い出す大切な財産になると思います。
本当に素敵な出産だった。
痛かったけれど(笑)
楽しかった。
幸せだった。
やっぱり、もう一回産みたいな。